αリポ核酸  

アンチエイジングの主な効果

サプリメントの効能
血糖値の改善,糖尿病の予防
糖の代謝促進,肥満の予防
抗酸化作用,細胞の老化抑制
糖の代謝促進,疲労回復作用
解説
 αリポ核酸ビタミン様物質として扱われる補酵素の一種です。

 
αリポ酸は,アンチエイジング,ダイエットに効果のある成分として,一時期ブームとなりました。

 αリポ酸は「チオクト酸」ともよばれ,糖尿病の改善,疲労回復や肝臓障害の医薬品として,以前から使用されていました。

 2004年3月の「医薬品の範囲に関する基準の一部改正」で,食品として認可され,サプリメントとして販売されるようになりました。

 
αリポ核酸は体内で微量に産生され,ミトコンドリアがエネルギーを生み出すようはたらきかける酵素のはたらきを助けます。

 この
αリポ核酸の優れた点は強力な抗酸化作用であり,その抗酸化力はビタミンCの400倍にもおよぶと言われています。

 
αリポ酸は水溶性と脂溶性の両方の性質を持っているため,細胞膜や細胞内外でも機能し,強力な抗酸化力を発揮します。

 さらに,ビタミンC,E,コエンザイムQ10などの,酸化したあらゆる抗酸化剤を再生したり,自らをも再生することができるという優れた特徴を持っています。

 
αリポ核酸は血液脳関門をくぐり抜け,脳内で抗酸化作用を発揮し,脳細胞を活性化させるという報告もあります。

 
αリポ酸はブドウ糖の消費率を上昇させるため,糖尿病の予防効果や肥満の抑制効果もあります。 

 さらに,体内に取り込まれた有害金属を排出する解毒作用もあります。 
   
摂取上の注意

 αリポ核酸は食事から摂取できる量も少なく,年齢ともに分泌できる量も減っていきますので,サプリメントで補うことも必要です。

 サプリメントとして,利用されている期間が短いため,上限や副作用などのデータは不十分ですが,それだけに未知数の部分もあり,商品に示されている摂取目安量を守って服用することが大切です。

 最近のニュースで「α(アルファ)リポ酸」で,震えや動悸を引き起こす「自発性低血糖症」を招くケースが報告されています。

 自発性低血糖症は,血糖値を下げる薬を使っているわけではないのに低血糖になるものをいい,重症になると昏睡状態に陥ることもあります。

 原因は特定の白血球の型を持つ人が,SH基と呼ばれる構造を持つαリポ酸を服用すると発症しやすいということが解明されています。これはSH基があるサプリメントや薬剤なら同様の症状が見られます。

 このような副作用が起きたらすぐ服用を中止しましょう。
 
摂取量

目安量   男女共に100〜200mg