アスタキサンチン    

アンチエイジングの主な効果

サプリメントの効能
抗酸化作用
動脈硬化や心臓病の予防
目の黄斑部の酸化による視力低下の予防
アレルギー反応の抑制,抗炎症作用
肌のアンチエイジング
免疫力を増強,抗がん効果

解説
 アスタキサンチンは,「カロテノイド」と呼ばれる色素の一つで赤い色素の抗酸化成分です。

 ヘマトコッカス藻に含まれるアスタキサンチンが「食物連鎖」によってサケ,イクラ,エビ,カニなどの魚介類の体に蓄えられるため,魚介類に多くふくまれることが特徴です。

 近年,ヘマトコッカス藻の養殖技術確立され,大量供給が可能になりました。

 アスタキサンチン
は,強力な抗酸化作用持ち,その抗酸化力はビタミンEの1000倍と言われ,自然界最強の抗酸化物質と言われています。

 アスタキサンチンは,血液中のLDLコレステロールの酸化を抑え,動脈硬化や心臓病などを予防する効果があります。

 また,すでに血管に蓄積したコレステロールを除去するはたらきもあります。

 アスタキサンチンは血液脳関門も通過できるという特徴があり,脳の老化によりおこる痴呆や脳卒中などの脳疾患予防効果が期待されています。

 
アスタキサンチンはアレルギー症状の原因となるヒスタミンに取り付いてヒスタミンを無毒化する作用があります。

 それ以外の効能として目の黄斑部の抗酸化作用,免疫賦活作用,抗がん作用などが発見されています。
   
摂取上の注意

  アスタキサンチンはカロテノイド系の色素なので,現在のところ特に過剰症などの心配はありません。

 魚介類では特にサケが多く,サケの切り身1枚には約1mgのアスタキサンチンが含まれていると言われています。

 このアスタキサンチンとリコピンの併用により,さらに強力な抗酸化作用が得られたとの報告があります。

 また,1日5mg,4週間の摂取により疲れ目と視調節力の改善がみられたとの報告もあります。

 このアスタキサンチンの効能の発見はまだ新しく,サプリメントでの適切な用量は確立していませんが,表示された用法・用量は守りましょう。
摂取量

目安量   1日4mg〜6mg 
上限量 なし