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●アンチエイジング効果 |
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●細胞の合成促進,脂肪の代謝促進 |
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●がんの予防 |
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●血行促進による冷え性,動脈硬化の改善 |
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●抗酸化作用 |
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核酸とは遺伝子情報を構成する染色体であるDNAとRNAであり,塩基・糖・燐酸(りんさん)からなる高分子物質でもあります。
DNAやRNAは生物を原料とするほとんどの食品に微量ながら含まれ,これを摂取することにより,体内でRNA,DNAを効率的に合成することができ,細胞の再生を活性化することができます。
これまでの栄養学では核酸は肝臓や腎臓で合成できるため,あえて外からとる必要がないと考えられてきました。
しかし,核酸は20歳までは盛んに生産されますが,それ以降は生成能力や再生能力が低下していくことが解明され,体外から補うべきであるということが言われるようになりました。
核酸不足から遺伝子レベルでの病気が発生することがわかり,さまざまな病気の予防をするために重要な栄養素として,注目されはじめています。
核酸はこのように細胞の合成に役立つため,老化防止に役立つ成分であり,細胞の生まれ変わり,代謝が活発になることで,体脂肪の増加も予防できます。
また,がん細胞は遺伝子の変異細胞であり,核酸が不足すると正常なDNAが作られにくくなり,がんが増えると考えられます。
また,がん細胞も核酸を必要とします。しかし,それは肝臓で作られる核酸で,食べ物として摂る核酸を再合成した核酸を増やせば相対的に核酸を肝臓で作る割合が減り,がん細胞は増殖できにくくなると考えられます。
すなわち,核酸摂取はがんの予防や抑制効果が期待できるということになります。
また,核酸を構成する成分のアデノシンに,末梢血管拡張作用があり,血流改善効果があり,冷え性,脳血栓,動脈硬化,心筋梗塞などを改善します。
さらに,核酸の成分(A,G,C,T)は強力な抗酸化力を持ち,動脈硬化などの生活習慣病を予防します。
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核酸はサケ,イワシやビール酵母,キノコ,寒天などに多く含まれます。
サプリメントでも販売され,キノコの細胞膜を溶解させ,キノコに含まれる核酸を吸収しやすくしたものもあります。
また,高尿酸血症の人は,取りすぎると核酸中のプリン体が痛風の原因となることがあるので注意が必要です。 |
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