エノキタケ 　 アンチエイジングの主な効果 エノキタケ サプリメント 効能 ●免疫力向上 ●がんの予防，抗がん効果 ●肝障害の予防 解説 　エノキタケは日常食卓に上る食用キノコですが，サプリメントとしても販売されています。 　エノキタケの主たる薬効効果は免疫力を高めることであり，この効果により，がんの発生の予防やがん細胞増殖の抑制に効果があるといわれています。 　エノキタケの有効成分はβ−グルカンという多糖類で，この多糖類が免疫細胞を活性化させ，がんの予防やがん細胞の増殖抑制に効果があります。 　他にエノキタケ特有の成分として数種類のタンパク質結合多糖類が含まれています。 　マウス動物実験では，経口投与によるがんの発症の抑制が，また抽出物の腹腔内投与による，がんの縮小，消滅が確認されています。 　また，エノキタケを多く食する人は，がんによる死亡率が低いということも調査の結果明らかになっています。 　 　長野県の１５年にわたる調査でエノキタケ栽培農家はがんによる死亡率が県平均よりも４０％以上低いことが報告されています。　 　 　また，免疫力を高めるため，風邪の罹患率も低下することが調査の結果明らかにされています。 　さらに，動物実験では薬剤による肝障害の予防効果も確認されています。 　 　　　 摂取上の注意 　通常の食材としても使用されており，特に過剰症や薬剤との相互作用はなく，安全性が高いサプリメントです。 　免疫力を高めるためには継続しての摂取が必要であり，上記の調査では，週に３日以上食べる家庭で効果があることがわかりました。 　特にがんの死亡率が低かったエノキタケ栽培農家は週に平均２４０ｇ摂取しているということです。