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ギムネマ酸は,インド原産でガガイモ科の植物であるギムネマ・シルベスタの主成分です。
インドの伝統医療であるアーユルヴェーダでは,糖尿病や肥満に効果のあるハーブとして利用されてきました。
ギムネマ酸は糖質の消化・吸収を遅らせ,食後の血糖値上昇を抑制します。
これにより血糖を抑える働きをするインスリンの分泌量が減るため,すい臓の負担が軽くなり,糖尿病の症状を改善する効果があります。
また,糖分だけでなく脂肪の吸収も抑制する作用があり,軽度の肥満にも有効であり,生活習慣病の予防も期待できます。
糖尿病の人はインスリンの分泌速度が遅いため,食事後の血液中の糖を吸収できず,血糖値が急激に上昇します。
ところが,ギムネマ酸摂取により,小腸から糖質の吸収に時間がかかり,やがて血糖値が大きくなった時,インスリンの分泌量も増えるため,血糖値の急激な上昇を抑えることができます。
ギムネマ酸を含む食品にはサプリメントだけでなく,ガムやゼリーに含まれているものもあります。
お菓子類などを食べたくなった時に,ギムネマ酸を口に入れると甘みが感じられなくなり,食欲を低下させることで,ダイエットにも効果があるといわれています。
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このギムネマ酸は摂取によって腹部の膨満感が感じられることがあります。
また,血糖値を下げる薬や糖尿病でインスリンの注射をしている人などはギムネマ酸と併用すると血糖値が下がりすぎ,低血糖を引き起こす可能性があり,注意が必要です。
ギムネマ酸は食事後の糖質の吸収を遅らせることで,効果を発揮するサプリメントであり,食前の摂取が効果的です。
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