ラクトフェリン  

サアンチエイジングの主な効果

ラクトフェリン サプリメント
効能
免疫力賦活作用
殺菌作用,抗菌作用
抗がん効果
肝炎の予防
内臓脂肪の低減,抗肥満効果,メタボリックシンドロームの改善
善玉菌の増加による整腸作用,便秘の改善
ドライアイの改善
貧血の改善
解説
 ラクトフェリンは母乳や牛乳に多く含まれるタンパク質の1種であり,特に出産直後の初乳に多く,1mlあたり5mg〜10mg程度ふくまれています。
 
 ラクトフェリンには抵抗力の弱い新生児を守るために,細菌を殺す作用やナチュラルキラー細胞などの免疫細胞を活性化させ,免疫力を高める効果があります。 
 
 多くの細菌は,増殖するために鉄を必要としますが,ラクトフェリンは細菌から,キレート作用により鉄イオンを奪うことで,抗菌作用を発揮し,ブドウ球菌や大腸菌などの細菌を殺します。

 また,胃潰瘍の原因であるピロリ菌を減らす効果もある他,抗がん効果や肝炎の予防効果も報告されています。

 ラクトフェリンには内臓脂肪を減らす効果が,近年の研究により明らかになり,メタボリックシンドロームの解消に役立つと期待されています。

 また,ラクトフェリンは乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を増やす効果もり,便秘などの改善にも役立ちます。

 その他,粘膜を保護するため,ドライアイにも効果があり,鉄分の吸収を助けるため,貧血にも効果があります。
  
摂取上の注意

 新生児が摂取している成分であり,副作用などは報告されておらず,安全性は高いといえます。

 また,熱や酸に弱く腸まで届きにくいという欠点もありますが,それらから守るためコーティングを施したサプリメントも販売されています。

 
 ラクトフェリンは体内ではほとんど生成されないため,サプリメントから補うしかありません。

 ラクトフェリンは1日3mg〜4mgが摂取目安量です。また,妊娠中・授乳中は安全性に関するデータがまだ十分でないので過剰摂取は避けたほうがよいでしょう。