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●整腸作用,便秘,下痢の改善
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●免疫力の増強
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●抗がん効果 |
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●コレステロール値の減少作用 |
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●花粉症などのアレルギー症状の改善,緩和 |
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●アトピー性皮膚炎の改善 |
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●血圧の降下作用 |
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●抗ピロリ菌作用 |
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乳酸菌とは糖を発酵させて乳酸を作り出す菌の総称であり,ヨーグルトや漬け物などに多く含まれています。
近年,ヨーロッパを中心に予防医学の重要性が認識され,腸内の善玉菌を増やし,腸内フローラ(細菌叢)のバランスを改善することにより健康を保つ有益な菌をプロバイオテクスと呼び,様々な研究が進められています。
その中でも特に乳酸菌は身体に有害な悪玉菌を減らす有効な菌として注目されています。
乳酸菌は生きたまま腸に届くとそこで,乳酸をつくり腸内を酸性に保ちます。これにより悪玉菌は繁殖しにくくなり減少していきます。
乳酸菌の効能として下痢や便秘を改善する整腸作用がよく知られていますが,他にも多くの効能があります。
乳酸菌の効能で近年注目されているものに免疫細胞の強化があります。乳酸菌が腸内に届くと免疫機能が刺激され,免疫細胞が活性化,増殖することが解明されています。
乳酸菌は免疫力を強化し,悪玉菌から出される有害物質を減少させることから,がん予防に効果があると考えられ,それを裏付ける臨床データもあります。
乳酸菌はコレステロールから作られる胆汁酸を吸着して排出させる作用があり,不足した胆汁酸を補うために,コレステロールが消費され,コレステロールを減少させることできます。
乳酸菌の中には免疫細胞のバランスを整え,アレルギー反応の原因となるIgE抗体の生成を抑制し,花粉症などの症状を抑える働きを持つものがあり,L−55乳酸菌やL−92乳酸菌,カゼイ・シロタ株などでその効果が確認されています。
さらに乳酸菌のBp−12やLGG株にはアトピー性皮膚炎の予防や症状改善に効果があると報告されています。
その他,ピロリ菌を減らすことのできるLG21や血圧を降下させる物質を産生するラクトバチルス・ヘルベティカスなどの乳酸菌もあります。
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通常の食品の成分であり,安全性も高く,医薬品との併用での問題も指摘されていません。
抗生物質を長く摂取していると,腸内の有用な菌まで減らしてしまい,下痢が続く場合があります。そのような場合は抗生物質に強い,耐性乳酸菌製剤を医師から処方してもらう必要があります。
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