リコピン  

アンチエイジングの主な効果

リコピン サプリメント
効能
抗酸化作用
抗がん効果
動脈硬化の予防
脳卒中,高血圧,心臓病の予防
シミ,シワの改善,美肌効果
視力の改善
解説
 リコピンはトマトをはじめ,赤や,橙,黄色の野菜に多く含まれる成分であり,カロテノイドの中でも特に強い抗酸化作用を示し,その効力はベータカロチンの2倍,ビタミンEの100倍もあると言われています。

 リコピンはこのように強力な抗酸化作用だけでなく,抗がん作用もあると言われています。

 また,欧米での1万人程度を対象とした疫学調査の結果では,血中のリコピン含有率が少ないと,膵臓がん,膀胱がん,子宮頸がん,肝硬変などになりやすく,トマトを豊富に食べると消化器系がんや前立腺がんになりにくいという報告があります。

 この他にも,リコピンには,LDLコレステロールの酸化を防ぎ,動脈硬化が原因で起こる高血圧,脳卒中,心臓病などの生活習慣病を予防するはたらきもあります。

 また,人体では肌や前立腺に多く存在し,紫外線から肌を守り,シミやシワを防ぐだけでなく,皮膚がんも予防すると言われています。


 リコピンは強力な抗酸化作用があることから,活性酸素が原因の視力低下に有効であり,特にルテインとの併用は効果的です。
 

 イタリア料理には
トマトとオリーブオイルを使ったメニューが数多くあり,その抗酸化作用により,がんや生活習慣病の予防にも役立つと言われています。
 
  
摂取上の注意

 食材に含まれている成分であり,特に副作用などは報告されておらず,安全性は高いと言えます。

 リコピンの1日摂取量は15mgは必要とされており,トマトジュース一缶で20mg程度含まれているということなので,一缶で1日の必要量は摂取できることになります。

 サプリメントで摂取する場合は,食後に摂取したほうが,脂溶性のため,食物中の油成分によって吸収率が高まります。