SAMe/サム・イー/サミー  

アンチエイジングの主な効果

SAMe(サム・イー/サミー) サプリメント
効能
うつ病,うつ状態の改善。
関節炎,関節リウマチの改善。
アルコール,薬剤性肝障害の改善。
解説
 SAMeはS-アデノシル-メチオニンというアミノ酸の一種で,
アミノ酸のメチオニンに生体エネルギーのアデノシン三リン酸(ATP)が結合したもので,活性メチオニンとも呼ばれています。

 SAMeはメチオニンから合成され,体内では100種類以上の化学反応に関与しています。

 SAMeの原料となるメチオニンは広く食品に含まれているので不足することは通常はありませんが,体内でSAMeを合成する際にビタミンB12と葉酸が必要であり,肝臓や心臓に問題がある場合に不足することがあります。

 SAMeの効果としては,軽症から中程度のうつ病に効果があると言われていますが,作用のメカニズムは解明されていません。

 SAMeのうつ病に対する効果は強いものではありませんが,これまで臨床試験による効果が確認されています。

 また,抗炎症作用,軟骨修復促進作用があり,関節炎や関節リウマチの痛みに大きな効果が示されています。

 さらに,アルコール性や薬剤性の肝障害の改善,肝炎の進行を遅くする効果も確認されています。
   
摂取上の注意

 特に大きな副作用などは報告されていませんが,多量に摂取した場合,頭痛や消化器症状などが現れることがあります。

 1日の摂取目安はうつ病では1日400〜1600mg程度,関節炎では1日600mgを3回に分けて摂取します。