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●抗酸化作用
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●血小板凝集抑制作用による血行の改善 |
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●LDL(悪玉)コレステロール低下作用,動脈硬化の予防 |
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●肝機能促進,二日酔いの予防 |
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●胃粘膜保護,健胃作用 |
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●抗がん作用 |
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ウコンはインド原産のショウガ科の植物であり,ターメリックとしてカレーの素材としても使用されています。
ウコンの中でも秋ウコンの主成分である黄色色素のクルクミンは,強い抗酸化作用や解毒作用,血小板凝集抑制作用があり,生活習慣病などに効果があるとされています。
クルクミンは消化管において,テトラヒドロクルクミンというさらに強力な抗酸化力を持った物質に変化することが知られています。
クルクミンやテトラヒドロクルクミンはその抗酸化作用により,LDL(悪玉)コレステロールの酸化を抑制し,メタボリックシンドロームの症状の一つである動脈硬化を予防します。
秋ウコンにはこのクルクミンが約3〜4%含まれていますが,春ウコン,紫ウコンにはクルクミンほとんど含まれていません。
また,ウコンに含まれるクルクミンやカンファー,シオネールなどの成分が,胆汁の分泌を促し,肝臓のはたらきを助け,アルコールなどの負担から肝機能を保護します。
特にアルコールを飲む前に摂取すると二日酔いを予防できるといわれています。
胆汁の分泌促進は,食物の消化吸収をよくし,肝臓の解毒作用をも高めます。
さらに,胆汁の原料としてコレステロールが使用されることにより,コレステロール値を下げる効果もあります。
クルクミンにはがん細胞の新生血管の抑制作用, がん細胞自ら死滅するアポトーシス誘導作用, 活性酸素の抑制 など複数の効果から,がんを抑制する作用もあります。
また,春ウコン,紫ウコン(ガジュツ)には健胃作用,コレステロール低下作用が認められますが,これらはクルクミンの作用というよりも,カンファーなどのテルペン系精油成分により発揮されると考えられています。
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ウコンの成分クルクミンは,血小板凝集抑制作用があり,ワルファリンなどの抗凝固薬やアスピリンなどの抗血小板薬との併用は薬理作用が増強される可能性があり,必ず医師に相談してください。
また,ウコンには鉄分が豊富に含まれており,鉄分の補給もできますが,ある種の抗生物質や骨粗鬆症の治療薬は作用を弱めてしまうこともあり,服用時間はずらしたほうがよいでしょう。
肝機能障害がある場合も,ウコンに豊富に含まれる鉄分が悪化させてしまう可能性もあり,この点も医師に相談してください。 |
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